自分たちで自分の暮らしをつくる自給自足により環境負荷を減らし、シンプルに暮らしていこうという動きに注目が集まってきています
栃木県で電気を使わない暮らしを実践する『非電化工房』・藤村氏によると、そういった暮らしに大事な1つが自給力です
お金と組織に依存しないで豊かに生きるためには、自立力が必要だ。自立力の中身は『自給力』『自活力』『仲間力』
『自立力を磨く』藤村靖之
今回は、自給力に着目して、自給自足に近づく方法を紹介します!
本記事をオススメする方
・自給自足してみたいけど移住はちょっと
・田舎への移住準備中
・大量消費/生産に疑問を持っている人
目次
1. あるモノで生活する
用途が決まっている物をいちいち買うのではなく、今手元にあるものでなんとかしてみる
意外と、「これなくてもいいわ」となり、生活に必要なものが減ります
例
・ラップがないなら、お皿やスーパーのビニール袋で代用する
・ポン酢がないなら、しょうゆと酢で作る/
すぐに買うのではなく、手元にあるものでなんとかすることで、買いすぎやゴミが減り、結果としてロス削減や環境負荷低減にもつながる
2. 少ないモノで暮らす習慣を身につける
先ほどと似ているのですが、必要最低限だけで生活するようにしてみるのもいいです
余計な家具や物が減ると、置く場所・収納場所が狭くてもよくなるので、家賃を抑えたりできます
加えて、自分に本当に必要な物もわかるので、必要以上の買い物が減る&部屋もスッキリします
結果として…
出費が減る→片付けや物探しに費やす時 間・疲れが減る→心に余裕が持てる→余計な消費が減る→…
ほどよい消費サイクルができ、ゴミと支出が減るでしょう
3. お金を使わない暮らしをする
これも上記に被りますが、自分に本当に必要な分だけお金を使うようにすることです
例
・お金のかからない趣味をもつ(食べられる野草探し、散歩、筋トレなど)
・図書館・図書室のサービスを使い倒す
ただし、心が貧しくなる節約はやめましょう
節約のために生きているわけではないですし、できる範囲で楽しくやることが大事です
NG例
・電気代のために逐一コンセントを抜く
・水道代のために湯船に浸からない
これらは、結果的にストレス・体調不良につながる可能性があります
無理のない範囲でお金を使わない暮らしをマスターすれば、生活費が減り、自給自足のハードルが下がります
4. 食べられる植物を知る
実は、雑草や木の実には時期・部位・調理方法を知れば食べられるものがあります!
有名どころ
・タンポポ→タンポポコーヒー、おひたし
・カラスノエンドウ→豆ご飯
・マテバシイの実→くりご飯、炒りどんぐり
・ノビル→ゆででからし醤油でおつまみ
食べるだけでなく、飾りに使えば彩りを添えられますし、もしもの時は天然の非常食になり防災にもなります
日常から非日常まで、サバイバル力がアップするのでオススメです
5. 野菜の育て方を知る・育ててみる
最後に、最推しの家庭菜園・畑です
食費が浮くだけでなく、有機農法・自然農法をマスターすれば安全・安心な野菜が食べられます
余計な肥料・薬をまかなければ、土を痛めつけることもありません
知識や技術を身につけるほど、育てるのが上手くなり自給力が高くなっていく王道の方法です
足るを知る&実践で自給自足に近づこう
物事を効率的に進めていこうとする、経済に取りつかれた動物になってしまった
『社会園芸学のすすめ 環境・教育・福祉・まちづくり』松尾英輔
いつの間にか、早く安く手に入れることが良いことになっていた今の時代
ですが、環境破壊や誰かの犠牲で成り立つ社会は崩れてきている今、自分たちの暮らしを自分でつくる「自給自足」をするために自給力を磨くことが必要になってくるのではないでしょうか?
では、また