社会への違和感にフタをしないための3冊

社会への違和感にフタをしないための3冊のアイキャッチ オススメ本紹介

常識、ルール、流行
社会が順調に動くための「決まり事」ですが、時に私たちを苦しめることがあります

今回は、そういった苦しみのもとになる社会への違和感にフタをしないための3冊を紹介します


『1984年』/ ジョージ・オーウェル

1948年に書かれた、近未来ディストピア小説です
あらゆる行動や発言が監視される社会が書かれています

主人公は、国のやり方に疑問を抱きながらも、歴史の改ざんの仕事をしています
ある日、同じく国の在り方に疑問を抱く女性と出会ったことから、本当の歴史を知ろうとしますが…

「自由」が失われないように、声を上げ続けることの重要性を問う作品です

『日没』/ 桐野夏生

表現の自由を扱った作品

ある日、小説家の主人公は、作品内で不適切な表現をしたとして、とある療養所に収容されます
適切な表現ができるよう説得されますが、表現の自由への違和感が拭えず…

いきすぎた規制が、生きづらさを加速させることを述べた作品です

『戦争と農業』/ 藤原辰史

日常生活と戦争とのつながりについて、わかりやすく書かれた新書です

農薬⇔毒薬、トラクター⇔戦車
生活のしやすさを求めた結果が、望まないことに使われたり、負の遺産が生活の知恵となってしまう

豊かさや便利さを追い求めすぎることで、環境破壊や戦争につながりうるということを述べています
速さ・効率性・科学技術への妄信を批判する作品です

違和感は立ち止まるためのセンサーになる

立ち止まるサインのイメージ

今回紹介した作品は、どれも私たちの生活に関わることばかりです
私たちの意識が生活をつくっていて、言い換えると私たちの意思で生活を変えられることになります


「理屈はよくわからないけど、何かがオカシイ気がする」

違和感を感じた時は、一度立ち止まって考えてみるのが大事なのではないでしょうか?

では、また