どうも、クロモジです
「身近な生活、政策・制度を変えたい」「やりたいことをはじめたい」と思う時ありませんか?
今回は、そんな時に取り入れるといい考え方「タクティカル・アーバニズム」を紹介します
行動と分析が命の考え方
タクティカル・アーバニズムは、まちづくり分野で使われている考え方です
タクティカル・アーバニズムは、「『意図的に』長期的な変化を触媒する、短期的で低コストかつ拡大可能なプロジェクトを用いたコミュニティ形成のアプローチ」。典型的には、都市空間において長期的で大きな投資 (5~50年) を行う前に、短期的イベント (1日~1ヶ月)、実験 (1ヶ月~1年)、暫定的デザイン (1年~5年) を段階的に行うものです。
UTokyo BiblioPlaza – タクティカル・アーバニズム (u-tokyo.ac.jp),UTokyo Biblio Plaza 東京大学教員の著作を著者自らが語る広場
いわば、試しに行動してみて、振り返り、再び試して正式に取り入れる方法
PDCAやOODA(ウーダ)ループより行動が速く、行動と分析ファーストで進めていくのが特徴です
PDCAやOODAループはというと
PDCA サイクルとは、「Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評
価)→ Action(改善)」という一連のプロセスを繰り返し行うこ
とで、業務などの改善や効率化を図る考え方の一つです。OODA(ウーダ)ループとは…
000961264.pdf (mhlw.go.jp),PDCAサイクルとOODAループ,生衛業向け生活衛生関係営業の生産性向上を図るためのマニュアル(基礎編),生産性&効率アップ必勝マニュアル,~マネジメント手法,厚生労働省
Observe(観察): 自分のまわりの状況をよく観察して生データを集める
Orient(状況判断): 集めた生データから状況がどうなっているかを判断する
Decide(意思決定): 状況判断に基づき、やることや計画を決める
Act(行動): やると決めたことを計画に沿って行う
OODA ループと呼ばれるように、O → O → D → A の後、
次なる OODA ループへつなげていくことが重要です。
PDCAは計画していきなり大きなお金を入れ、進めていき、
OODAループは観察を大事にして、行動に移すのが特徴です
もちろん、分野によって合う考え方は違います
しかし、タクティカル・アーバニズムは一早く行動に踏み出せるものです
頑固な計画をも動かす
実際、数十年進まなかった計画が動いた事例があるそうです
1980年代、アメリカ某地域で、車道を歩道にする計画(Plan)が進んでいました
しかし、なかなか実行(Do)されず、40年放置
そんな時、1人のまちづくり技術者が、実験的に歩道を広げてみたそう
- 仮のポールを立て、白線を引き、歩行者を観察
- 拡張サイズ・エリアを変え、もっとも良い方法を探り、行政に提案
▼少し違いますが、こんな風に線を描いたりして
その結果「歩行者の観察」という根拠もあり、ついに行政が動くことに
数年後には、歩行者ゾーンが正式に拡張されました
小さく試して、大きく仕組みを変える
しかも、方向性が定まっているから、投資が最小限で済むというメリットもありますね
私たちの生活にも生かせるのでは?
「良さはわかったけど、まちづくりの考え方でしょ?」
もちろん、全ての分野に適応できるわけではないと思います
でも、こんなことに生かせると思いませんか?
- 車欲しいけど、必要かわからず買うor買わずに後悔
- 物を売ってみたいけど、固定or移動店舗かオンライン
- おしゃれしたいけど、似合うかわからず買うor買わずに後悔
全て、頭の中で考えて計画立てて
「もうやらなくていいや」「もう買っちゃえ」ってなってませんか?
- レンタルリース、レンタルで試す
- 既存のイベントに参加して少額で売ってみる
こういう風に、少額で試す→うまくいかなかったことを振り返る→試すをやっていく
やり方を少しずつ確立した上で、本格的に動けば、失敗も少なくできます
タクティカル・アーバニズム取り入れてみませんか?
以上、”タクティカル・アーバニズムって何?”から”身近に取り入れる考え方”でした
- 行動と分析が命の、小さく始めて変えていく方法
- 強固な計画も動かせる
- 生活も少しずつやってみればいい!
試して、分析して、動く
やってみたいことがあるなら、動いてみて、やり方を育てていきませんか?
では、また