【書評】デジタル機器が人生を奪う…?

奪おうとしている様子 暮らし

どうも、クロモジです

皆さんは、毎日何時間もしくは何分、スマホやパソコンを触っていますか?

今回は『デジタル・ミニマリスト スマホに依存しない生き方』でデジタル機器の恐ろしさを見てみましょう

本記事を読んで欲しい方

  • スマホやPCを日常的に使っている
  • 1日3時間以上スマホを触っている
  • TwitterやInstagramなどSNSが気になってしょうがない
  • 仕事の効率が上がらない

メリットより恐ろしさの方が大きい

バランスをとろうとしているイメージ

本書以外でも指摘されているように、デジタル機器は有害なものです

たしかに、生活は便利になりました
最近では、ZoomやTeamsなどのアプリによってそれぞれ違う場所で会議ができます

しかし、便利になっただけでしょうか?
便利さの裏側にある失われたものを見落としていないでしょうか?

カル・ニューポート氏は、デジタル機器が人々にもたらした不安感にこう述べています

「デジタル機器は、人々が自らをコントロールする能力・主体性を失わせている」

例えば

  • 子どもをあやさずスマホを見ている
  • 少しのつもりが50分もスマホを触っていた
  • 家族との時間中に仕事の連絡を受けている

デジタル機器で、私たちは、大切な人やマイプロジェクトに時間を費やせなくなっています

結果、友人や家族との関係が悪化し、仕事が捗らなくなっているのではないでしょうか?

ヘンリー・デイヴィッド・ソローの考え方を借りると…


「便利さに値する以上のコストを払っていないか?」

私たちは、デジタル機器の便利さのために、必要以上のコストー犠牲ーを払っているのです

物への依存症と同じ威力

加えて、デジタル機器にはタバコやお酒と同じくらい強い依存性があります

決して意思の弱さのせいではなく、承認欲求など人間の性質を利用しているからです

本書によると

「”いいね”はドーパミン放出によって人々の快楽をかきたてる」

つまり、SNSは巧妙なテクニックで私たちを依存させています

「いいね!」ボタンのイメージ

前述の「少しのつもりがスマホを50分触っていた」も同じです

「使うのではなく使われている」

便利に使える道具のはずが、コントロールできず使われているのが現状です

私たちは、簡単にやめられないデジタル依存症になっています

▼スマホほかゲーム依存症もわかります

デジタル資本は私たちの時間で稼いでいる

時は金なりのイメージ

しかし、デジタル機器自体に依存性があるのは、デジタル機器だけのせいではありません

デジタル機器・アプリを開発する資本が時間を使わせるようにしているからです

人々が、より長く使うように巨額の資金を使っています

「これ(スマホ)はスロットマシンだ」

内部告発者が出るくらい、企業は意図的に開発をすすめています

なぜなら、儲かるからです

▼以下のような利益があるんだと思います

  • ネットサーフィンでweb上の広告をクリックする確率が上がる
  • デジタル機器を買う人が増加する

私たちは、知らない内に、デジタル企業の思惑に乗せられているということです

▼デジタル関係の思惑や今後の動きについて

まとめ:「大事にしたいこと」を軸にデジタル機器との付き合い方を考えよう

人生のルールのイメージ

今回はデジタル機器の恐ろしさを見てきました

  1. メリットより恐ろしさの方が大きい:主導権を失う
  2. 物への依存症と同じ:承認欲求を利用してくる
  3. 企業は私たちの時間で稼いでいる:知らずに乗せられている

何も考えず使えば、私たちの人生は簡単に奪われてしまいます

自分が人生で大切にしたい人、プロジェクトのために付き合い方を考えましょう

▼付き合い方を考える詳しいヒントが載っています